ジョゼフ・ティンター氏
ジョゼフ・ティンター氏(Joseph Tainter)はノースウェスタン大学で1975年に人類学博士学位を取得。サステナビリティ(持続可能な開発)の訳語が浸透する以前、サステナビリティに関わる問題に焦点を置き、特にはザ・コラップス・オブ・コンプレクス・ソサエティズ(The Collapse of Complex Societies)ー> ケンブリッジ大学出版社1988年という有名な作物を記した。ザ・ウェイ・ザ・ウィンド・ブローズ:クライマート・ヒストリー・ヒュマン・アクション(The Way the Wind Blows: Climate, History, and Human Action)コラムビア大学出版社2000年の共同編集者であり、如何に人間文明が過去の気候変動に対応したかを巡る本。共著で2003年に 初の生態学的な学問と社会学的な学問を結ばせるサステナビリティへの包括的なアプローチを目的にティーエフエッチ・アレン氏(T. F. H. Allen )及びトーマス・ホクストラー氏(Thomas Hoekstra)と一緒にサプライ・サイド・サステナビリティ(Supply-Side Sustainability ー>コラムビア大学出版社)を書いた。またはニューメキシコ大学及びアリゾナ州立大学で教えた。2005年までには、ロッキーマウンテン研究所で文化継承の研究プロジェクトを指揮した。
ティンター氏のサステナビリティに関する研究結果は40カ国で複数の科学的及び実用分野で利用されている。その他には、国際連合環境計画、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)、国際銀行、ランド研究所、国際応用システム分析研究所(IIASA)、Beijer Institute of Ecological Economics(スェーデンでの生態学と経済学の知識を会わせて学際的に環境問題・サステナビリティに関わる研究を行う新たな分野の研究所)、(さらに情報を手配するにはエコロジッカル・エコノミックスを参照して下さい)、アースポリシー研究所(地球政策研究所でも呼ばれる)、Technology Transfer Institute/Vanguardといった組織で活動を行った。研究を発表するためにゲッティ研究センター(Getty Research Center) 、パリ第一大学、スェーデン王立科学アカデミー、その他の場所で講演に招かれた。彼の研究結果は経済的な開発、環境保護、健康、IT、都市研究、またはテロリズムの安全対策に取り入れられている。ティンター氏の伝記は米国の出版社による著名人の略歴を掲載した年鑑版紳士録、マークィーズ・フーズ・フー(Who’s Who in the World, Who’s Who in America, and Who’s Who in Science and Engineering)に見る事が出来る。